アクティブ学生Rのなべログ

アクティブ学生Rこと渡邉諒太が送る日常生活や日々感じたことを綴っていきます。 趣味は読書、山歩き、ツーリング、旅、釣り。 自然をこよなく愛しています。 農業にも関心があり勉強中です。 どうぞよろしくお願いします

就活を通して僕が感じたこと。

皆さん、こんにちは。

僕は今、昨日の東京での最終選考を終え電車で第二の故郷、長浜に帰っています。
そこで、改めて就活について振り返っていました。
 
結果として、ほとんどの企業の最終選考まで進み、第一志望の会社から内定を頂くことができたわけですが、僕は一切就活だからこれまでと違う事、練習や対策などはしてきませんでした。
なんだ、それはお前が何もしなくても賢いから私達と一緒にするな!
なんて罵声が浴びせられそうですが、僕はその真逆です。
僕は今の大学に入学するのに2年も浪人しましたし、入学前もアクティブのアの字もありませんでした。
むしろ、部屋に篭って人と話したり、外に出るのが嫌いで、いつもマイナス思考でした。
 
そんな僕が何故このような結果を出せたのか。
それは就活はあくまで通過点程度にしか考えてなかったからです。
だって、考えてみて下さいよ。
これから社会人を40年やるわけですよ。
入るのにいっぱいいっぱいで中身のないことばっか話す学生を自分が人事だったら取りたいですか?
 
つまり、入社してからのビジョンがない。
 
よく居るんですよ、大企業だからスゴイとか有名大学だからエライとか勘違いしてるやつが。
確かにある程度安定はしてると思いますが、そこで自分が何をしたのかが重要ですよね。
物質的には豊かだけど精神的に劣ってる人の典型例ですね。
 
確かにこれまでは供給が必要でより良い物を作る、生産する人間やそれを支える人間が時代の求める人材でした、でも今の日本はご存知の通り、食べ物、困りませんよね?物を選択できる時代ですよね。
成熟してるんですよ。
だから、これまで通りのやり方を頑固に、時代の流れに合わせて柔軟に対応できない大企業も潰れてくし傾いてく。
 
しかも今や人口は年に1%も減少し、30年後には1億人を切り、高齢者割合も40%に到達するとさえ言われています。
胃袋の数も減りますし、ただでさえ日本人は保守的なのでマーケットはかなり縮小すると考えられます。
 
それなのにこれまで通りの選択で良いんですか?
 
だからこそ、常に目先じゃなくて先を、10年後や自分が死ぬまでのビジョンを見据えるべきなんじゃないか。
と僕は考え、この3年間行動してきました。
以下は具体的な例と、至った経緯を示しました。
 
その中でもこれからの職、食としての農業には大変興味があります。
先ほども日本国内のマーケットも消費量も減少すると記載しましたが、農業と食は切っても切り離せない関係にあります。
生産なくて私達の口にはいる食べ物はないからです。
しかし、そんな農家の平均年齢をご存知ですか?
約67歳です。
普通なら定年をして余生を楽しんでいる年頃ですよね。
そんな方々が私達の胃袋を支えているんです。
しかし、何故ここまでの高齢化が進んだのか。
それは先程述べた国民の高齢化に加え後継者不足が大きな原因だと言われています。
 
そこで僕は、田舎に住み、周りには農家さんがワンサカいて、大学ではバイオサイエンスを勉強している条件を何とか活かせないものか、と考えた結果、農業研究サークル、WALKを立ち上げました。
ちなみにWALKはWish Agri Line Kohoku の略で、農業を通して湖北を盛り上げることを願うという意味が込められています。
 
このサークルでは主にマルシェ運営、企画、販売、また地域農家のプロデュースを活動内容として若者の主体的な学びの場として定義しました。
僕が代表を務めていますが、まだまだ頼りなくメンバーにいつも助けてもらっています。
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この活動を通して僕は人と人の繋がりの大切さを学ぶことができました。
 
扱っているのは野菜や、自分たちで企画した商品です。
それらは生産者と消費者を繋げる大切なツールではありますが、その本質には目に見えない繋がりが潜んでいます。
だから、自ら生産の現場を見て、手伝いをした野菜が自分達のアイデアと組み合わされまた別の物に形を変え、相手の元へ求められる形で渡ったときは心からこの活動をしていて良かった思いました。
 
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はんのき農園の4色人参です。無農薬、有機農法で育てられた人参で、甘みが強く臭みは一切ないのでそのまま食べて頂きたいと思い、特産品の鮒鮨を使い何度も試作を重ね臭みを抑え、旨味を前面に出した相性の良いバーニャカウダソースを作りました。
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これらは全て誰かが関与してなければ出来ないことです。
それが受け入れてもらえ評価してもらえる、しかも自分も相手も組織的にも満足できる。
この経験があったから自分が将来、この土台を洗練して人をハッピーにしたいと思いました。
 
だから、目の前の就活なんて壁ですらないんです。
 
これから就活を始める人も自分が心から満たされたり、ワクワクすることを見つけてください。
きっと、あーだこーだ言う人もいるし、迷惑もかけると思いますが10年後、死ぬ時後悔したくないでしょ?
 
では。