コイ取り名人Oさん
今日も朝からバス釣りに行ってきました。
釣りに行ったというよりパフォーマンスを見に行ったの方が正しいんじゃないかな。
具体的に説明していきましょう。
今日は友人Tと釣りに行くはずだったんですが、連絡をしても返信が来ない！
うーん、昨日友人IとT、僕でビリヤードを遅くまでしてたから今はまだ夢の中、スヤスヤ寝てるに違いない！
これは僕がモーニングコールをするしかない！
プルルルル、出ない！
うーん、困った困った。
既に集合時間は過ぎてるし、まあ昨日は遅くまで楽しめたし、仕方ないな。
結局、30分後に起きてくれました笑
そんなかんなで釣りを始めたもののピーク(僕らが釣りをする場所は日の出の前後1時間がベスト)からズレ、ただでさえ最近釣れないのにボウズムードが漂う中、Tがおもむろに何かを取り出して
これだったら絶対釣れるよ。
やっぱ、寝坊を申し訳ないと思っとるんかな？笑とか思いながら、新しいワームに変更。
なんかぴよぴよウネウネ動くやつで3投目くらいで本当に釣れました。
だけど15センチくらいのミニマムなやつです。
過去に52センチの巨大なバスを釣ってる僕からしたらなんてこたーない。
しかも、その一匹以降は全く反応なし。
日も出てきたし帰るかな〜と思ってたら、何か大きな網らしきものを持ったごついおっちゃんが来て「釣れるか〜」なんて聞いてきたから、「釣れませんよ〜いないんじゃないですかね〜」と返事をして、「ちょっとええか？」と持っていた投網をバサッと湖面に投げました。
バサッだと伝わりにくいと思うんで画像載っけますね。
3時間もやって一匹しか釣れなかったんだから捕まえれるわけないやろと思ってたんですよ。
引き上げてみると40センチくらいのバスやから20センチくらいのフナやら見たことない魚が暴れて網に引っ掛かってるんですよ！
昔、近所の海岸で行われてた地引網を思い出しましたね。
めちゃくちゃ感動して心からワクワクしました。
おっちゃんも言ってたんですが男のロマンですね。
そのあともフナやらバスやら網にわんさか掛かっておっちゃんホクホク顔。
それより僕が感動したんが投げた網がどこも弛まず円になって湖面に落ちるんです。
網には重しが付いていて持たせてもらうと15キロくらいありました。
それを体全体を使って満遍なく力を加えて投げるそうです。
投げるたびに僕らが綺麗！とかすごい！と言うもんで投げた後に引かせてくれました。
引くとピクッと反応がある！しかも一匹じゃない！
読んで字のごとく一網打尽でした。
ただ持ち上げるのもゆっくり、慎重に湖面から岸に持ち上げなくてはいけないんでなかなかしんどい。
それを川ごとに６０回くらいも投げ、引くからあんなたくましくなるんやろなー。
おっちゃんとも仲良くなっていつからやってるんか聞いたら平成8年って言ってた。
そりゃ名人だわ。
しかも鯉取り名人で93センチで10キロ近い鯉を捕まえて中日とか朝日新聞にも載ったことがあるそう。
もともと警察やってて、役場やら教育委員会を任されて趣味の時間がなかなか取れなかったみたい。
だけど、晴れて今年の春に退職して今は好きなことを楽しんでるそう。
夢はあるか？
僕はあるよ、将来は農家民泊をしたい。
そう答えてたおっちゃんはかっこよかったな〜。
昨日も畑作してきたり、イノシシ捕まえたり、家に帰って捕まえフナを鮒鮨にしたり充実しとるな〜
鮒鮨を食べるようになってお腹が丈夫になったんや、あとなフナも女性と同じでスッとしてるほうが美味しいんやで笑
なんてユーモアに知識を披露してくれる人生の先輩には脱帽です。
この出来事はTが寝坊してなかったら起こらんかったかもしれんし、昨日雨が降らなかったら、おっちゃんが投網と出会ってなかったら起こらんことだったんだなーって思って改めて何が起こるかわからないけど人生ってドラマティックで面白い！
今度、鮒鮨作るとこも見てみたいな〜
では。
